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誰にも言ってなかったんだけど、鳥が近くを飛んでた
私のすることを見て、外に巣をかける
彼は私が何になりたいかを歌ってた
私は近所の人に聞こえるのを恐れて
彼を家に入れて説き伏せた
次はないわよって
それなのに彼は大声で歌いつづけた
もう逃がすわけにはいかない
段ボール箱の下に押し込んで上に立った
私は鳥を持ち上げて、声を張り上げた
「それがあんたの最後の歌よ」
押さえつけて首を折った
忘れられない教訓ね
でも私の夢のなかで這い回るの
あの唄をピーチクパーチク
私は口を開いて
腕をバタバタ飛び回った
全然声が出なくて
叫ぶ事も出来なかった
私は口を開いて
腕をバタバタ飛び回った
叫ぶ事は出来なかったのに
歌が溢れ出す
私の口から
私の口をついて
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何となく言いたいことはわかります。
せっかく原因を潰したのに今度は自分自身の内なる声に怯え続ける
なんだか犯罪者の心理みたいです
Rock Genius にエドガー・アラン=ポーの短編との類似性を指摘するものがあったので、その和訳をば。
精神的に追い詰められて疑心暗鬼になった主人公の一人語りです。
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