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息子がトンカチと釘で棺桶を作ってる
船じゃないから帆はいらない
テーブルもドレッサーもイスもつくらなかった
笛を作れないのは興味がないだけのこと
息子は金持ちにも貧乏人にも棺を作る
王様も女王様も訪ねてきたわ
文無しも嘘つきもジプシーも泥棒も
彼が強く望むからみんな来たの
息子は一日中棺を作ってる
ただの仕事じゃないし、遊んでるわけでもない
自分のためにも作ったの
私のためにもね
そのうちあなたのためにも
あなたの
あなたのためのよ
息子は善かれ悪しかれ棺をつくる
それは祝福か呪いか
降っても晴れても組み立ててる
みんな違って、同じものは2つとない
息子が棺桶を作ってる
私は完成した棺が2度と見られないのが残念なの
みんな愛を込めて手間暇かけてる
それを投げ入れるなんてフェアじゃない
息子は日がな一日棺を作る
ただの仕事じゃないし、遊んでるわけでもない
自分のためにも作ったの
私のためにもね
近いうちにあなたのためにも
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私は歌詞の最初のほうを見て禁じられた遊びを思い浮かべたのですが、
よく読んでみるとメメントモリ的なメッセージが込められているのだとわかります。
生きているうちに何をしようが、死んでしまえばみんな焼かれ、埋められ、或いは自然に放り出されます。
盛大な葬式も豪華な棺も後には残らず、2度と日の目を見ることはない。
生きているものはみんな死んでしまうということは、祝福でも呪いでもなくて、眼前にある厳然たる事実なのです。
ま、そんなこと死ぬその時まで忘れていたいんですけどね。
棺桶が作りたくなったあなたはこちらの動画をご覧ください。
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